原告の意見陳述はたいへん心うつものでした。
終了後の報告集会は、熱気のこもったものとなりました。
報告集会で集まったカンパ46,231円を、原告らがつくる『南相馬・避難勧奨地域の会』にお送りいたしました。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node%2F1982
この日、原告2人も意見を陳述。自然豊かだった地域の暮らしが原発事故によって大きく変わってしまった状況や指定解除後も避難生活を続けている実情を訴えた。高倉行政区長の菅野秀一さんは、地域に子どもが一人もいなくなっていると説明。「若い世帯が戻らないのは、宅地の除染が済んでも、生活圏には無数のマイクロホットスポットがあることを知っているから」であると述べた。こちらもご覧ください。
また、事故当時、小学生2人と生後11ヶ月の子ども3人を育てている30代の女性は、原発事故以降、小さな子どもを守るために、避難先を転々と変えざるを得なかったこれまでの経緯を説明。現在は南相馬市の仮設住宅で生活しているものの、賠償の打ち切りにより生活が圧迫されている状況を切々を語った。この日は、南相馬から東京地裁まで駆けつけた原告33人。意見陳述の間、原告席からは時折、涙をすする音がした。
裁判所への提出書類(第一回期日)
http://minamisouma.blogspot.jp/p/blog-page_89.html